今の日本ではSDGS5番に基づき、学生の多様性を尊重しようとジェンダーレス制服が導入されている。
現在、日本では左利きの人とほぼ同じ割合で約11人に1人の割合でLGBTの人がいる。
そして、全国の学校でスラックスかスカートを選べる制服に変更する傾向が強まっている。しかし、ジェンダーレス制服として示されているのは決まって「男子生徒×スラ ックス」「女子生徒×スカート」「女子生徒×スラックス」の 3 パターンであ り、「男子生徒×スカート」のスタイルはない。このことから「スカート」は女性の象徴であり、「スカート」を履かないことで女子生徒は社会的に強要された女性像から解放され得ると考えられる。しかし、スカートが持つその強い象徴性があるから、男子生徒が「スカート」を履く行為は社会的な女性の象徴を示すことになってしまう。防寒性、防犯性、機能性に劣るスカートを男子生徒が履く理由が世間の大多数は「履きたいから」という本人の意思の他に見つけることができないため、なかなかジェンダー平等をなくすことは難しい。そのため、これからの日本は制服のジェンダーレス化をさらに進めることによって、教育の場での制服による性差の可視化や強制を当たり前としない考え方が子どもたちに浸透するような環境を私たちが心がけていくべきだ。
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