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SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーとは…

「男性はこうあるべき・女性はこうあるべき」と無意識に決めつけている女性と男性の違いをジェンダーといいます。


例えば、「外で働くのは男性で家事をするのは女性」「男性は青、女性はピンク」などと決めつけることです。このような先入観が、ジェンダーの不平等や差別を生みます。


「女性だから差別される?」

世界では、女性だから教育を受けられない、10代で結婚・妊娠、出産する、人身売買で売られてしまうなど、様々な差別を受けるケースが生じ、それに苦しんでいる人も少なくありません。


マララ・ユサフザイさん

パキスタンで生まれ育ったマララ・ユサフザイさんは、インターネットを使って女の子が教育を受ける権利についてブログで自分の意見を綴りました。マララさんの住む地域は、タリバンに占領され、女の子が学校に行くことが禁止されてしまっていたのです。自分の考えをSNSで発表したマララさんですが、2012年タリバンから銃で撃たれ重傷を負いました。一命をとりとめたマララさんは、その後も子どもや女の子が教育を受ける権利を求めて積極的に活動しました。2014年、17歳という史上最年少でノーベル平和賞を受賞しました。


この格差の問題は、途上国だけの問題ではなく、先進国においても起こっています。ちなみに日本のジェンダーギャップ指数は、146か国中116位と先進国の中でも圧倒的に下位という位置づけになりました。


世界には様々な女性差別が起こっていますが、それは宗教や文化的要因が強く影響しています。

宗教や風習的な背景もあり、女性差別の意識を変えることは簡単ではありません。


SDGsが目指すのは、男性も女性も社会的に平等であることです。「男性だから」「女性だから」という理由で不平等が生まれないように、一人ひとりが周囲の人にジェンダーを押し付けてしまっていないか考える姿勢を持つことが大切です。

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