途上国には未だ農業や放牧において天然資源に頼った生活をしている人が多いです。そのため、干ばつや自然災害が起こると、国全体が大打撃を受けてしまいます。途上国は今、5歳以下の子供が毎年1000万人なくなっています。その60%が飢餓による栄養失調が原因です。
途上国の農業従事者の中には50%や70%を超える国があるのにもかかわらず、機械化や灌漑の整備などが遅れていて、農業基盤の整備ができておらず、安定した食料、収入が手に入らず結果的に貧困を生み出してしまっているのです。
これは今世界で解決されるべき問題であると思います。
SDGsの目標の2「飢餓をゼロに」にもあるように、2030年までに飢餓を撲滅し、全ての人に一年中安全かつ栄養のある食料を得られるようにするには持続可能な農業を実践し、安定な収入を確保する必要があります。
CARDの取り組みを知っていますか
これはアフリカ稲作振興のための共同体です。これはJICAを含む12機関が運営委員会を構成したものです。
現在CARDフェーズ2という2019-2030までに対象国、32カ国を対象に生産量を2800万トンから5600万トンに増やすという取り組みをしています。その取り組みの中には流通インフラの整備や収穫後処理技術向上などがあります。処理技術の向上のために石をなくしたり、砕米を減らすために石抜き機を導入したり、蒸煮加工においての機材の改良なども行われていました。
他にも収穫物を届けるための道の整備や輸入米に負けない品種の米の開発をする活動が世界ではされています。
インフラ整備をするためには民間レベルでの支援も大きく必要になってきます。
支援活動は世界中で展開されているもののまだ手が足りていない状況です。支援活動には寄付や募金によるお金が大切になってきます。私たちは少額でも募金をすることで大きな支援につながると思います。
また、世界の食糧の現状を知り、今貧困に苦しみ明日生きることが精一杯の人たちのことを忘れず、3食しっかり食べることから始めてみるのはどうでしょうか。
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