私は、国際問題の一つである水問題に着目しました。
0.01%、これは地球上の水の中で私たちの生活に利用することが出来る水の割合です。世界的に見ると日本とは違い、人口が増加しているため、水の消費量も増加をたどっています。しかし、近年の地球温暖化などによる気温変動、環境破壊による水の汚染などにより、0.01%という数値を下回ってしまう事を懸念しています。また、水があったとしてもそれが安全とは限りません。世界で8億人以上の人が「安全な飲料水」が手に入らない中で暮らしています。そのうち、アフリカは安全な飲料可能な水の普及率は60%ほどで命を脅かす深刻な問題点であります。特に、体内の抵抗力が弱い子供たちは不衛生な環境の中で感染症にかかりやすく、多くの命が犠牲になっています。
途上国の水についてさらに調べて見たところ、多くの途上国では子供たちが毎日遠い道のりを歩き続けて水汲みをしています。しかし、水をくんでいるところも飲用に適さない水源であるため、浄水処理をしないまま飲んでしまい毎日800人以上、年間30万人もの子供の命を落としてしまっています。また、手に入る水の量が少ないため子供たちは肺炎など様々な病気に感染しやすいです。環境を良くするためには衛生キットの配布、病気予防の知識の普及が欠かせないです。
ユニセフは、多くの命を落とさないようにするために2030年までに世界中のすべての子供が身近な場所できれいな水が使えるようになることを目指しています。
家の近くに井戸が出来たら、これまで水汲みに時間を費やしていた子供たちにも教育を受けられる余裕が出来ます。さらに、安全な水を使えることによって身体や衣服にも清潔に保てるようになったり、衛生習慣を学んだりすることによって病気にかかりにくい身体を作ることが出来ます。
現在も、世界中で衛生面の徹底が出来ていないことからコロナウイルス感染が広まっていることも原因の一つではあると思います。最新のデータによると、基本的な手洗い設備が自宅にあるのは世界で5人のうち3人に限られています。特に、都心部、スラムでは感染リスクが高いため、ユニセフは政府と協力をして手洗いの方針、戦略、行動計画を策定しています。さらに、マスメディア、地域の保健員や普及員と協力して手洗いを促進すること、学校や教師と協力して子供たちに手洗いの重要性を教えることなど、各国での手洗いキャンペーンを支援しています。
このように、活動していることを私たちが理解することも必要です。
この記事を見て少しでも国際問題を理解できるようにしましょう。
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