【発展途上国の問題を知ろう5️⃣】
国:ブラジル🇧🇷 分野:ジェンダー、犯罪
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今回は、ブラジルにおける「ジェンダー」に関わる深刻な事件、現状についてお話しします。
ブラジルでは2019年の女性殺人(女性であるが故に命を奪われた事件)の犠牲者が、前年に比べて7.3%も増加したと言われています。
ブラジルの殺人事件全体の件数は、近年減少傾向にあり、単純に女性の死亡者数で見ると、その数は減ってはいるようです。
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ところが、女性であるということを理由に殺害され、犠牲になった女性の割合は2017年以降増加傾向にあるのです。
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そのような事件の背景として、家庭内暴力や、離婚や失恋を受け入れられない相手を受け入れない気持ちが挙げられるということです。法律が改正され、厳罰化されてもなお、女性ということを理由に命を狙われるケースが深刻化しています。
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今回取り上げた事例はたまたま女性についてのものでしたが、男女に限らず、性別、ジェンダーによる差別は未だ世界的に根強く残っているのが現状と言えます。私たちの日頃の生活の中でも、ジェンダーに対する固定的な概念によって、知らず知らずのうちにその人自身の生き方を決めつけたり、否定したりしてしまうことは、決してあってはならないと思います。
自身との違いを争いや諍いの理由、きっかけにしてしまうことはとても悲しいことです。
最近では日本国内でも、コロナウイルスで外出自粛が続き、家庭内暴力についての事件をちらほら報道で目にします。身近なところから、少しずつ考えを広げていき、自分と相手の違いを大切にすることで、こういった差別的な事件や考え方自体が減ることにも繋がるのではないかと考えました。
まだまだ調べる限りでは具体的な解決策となるような提案を出すことができませんでしたが、他人事と思わず、自分なりに少しずつ考えていくことから始めてみようと思います。
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参考: https://www.nikkeyshimbun.jp/2020/200307-23brasil.html/amp
写真:pixabay
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