7年ぶりの空爆の原因
国:イスラエル
2021年5月現在、エルサレムでは、パレスチナ人とイスラエル警察との衝突が起きています。
たぶん多くの人がこのニュースを見ているでしょう。
ですが、様々な地名が出てきてわからない人もいるかもしれないので軽く説明をします。
パレスチナ自治区とは、ヨルダン川西岸とガザ地区のことを言います。
エルサレムはヨルダン川西岸とガザ地区の間にあります。
ここからが本題です。
空爆の原因はいくつかあります。
イスラエルでは、首都に関する意見の違いが前からあります。
イスラエルはエルサレム全体を国の首都としていますが、パレスチナ自治府は東エルサレムを首都にしようとしています。
そして、ここまで事態が悪化した原因として、東エルサレムでは、4月中旬以降からイスラエル当局とパレスチナ人との衝突が続いています。また、イスラエルが東エルサレムでパレスチナ人の退去を求めていることも今回の空爆の原因の一つといえます。
現在、パレスチナ自治区を中心に約130箇所が空爆の被害にあっています。
ロケット弾が発射されたのは2014年のガザ戦争以降初めてのことです。ロケット弾はパレスチナ自治区からエルサレムに向かって発射されました。
この現状に警察は閃光弾や催涙ガス、ゴム弾などを使って対応しています。
イスラエル軍は、ガザからロケット弾が発射されたことの報復として戦っています。
一方で、ガザ地区を支配するイスラム組織「ハマス」は、ロケット弾の発射はエルサレムに対する攻撃への報復としています。
米国、ロシア、EU、国連はこの事態に強い懸念を表し、さらには教皇も暴力の中断を訴えましたが、事態は悪化するばかりです。
私たちが現状としてできることは少ないかもしれません。ですが、この状況を知り、理解することも大切です。
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